投資用マンションが売れない時‥ 売却できない理由とその対策! 

コラム紹介

投資用ワンルームマンションは今、投資用不動産として多くの人に人気があります。
初期投資額が比較的低く、管理がしやすいという点から、不動産投資初心者の方にもおすすめされます。

しかし、購入した投資用ワンルームマンションを売却しようとしたときに、思うように売れないという悩みに直面することが少なくありません。これは、ワンルームマンション特有の売却の難しさが存在するためです。

このような売却の難しさに対処するためには、各問題の原因を理解し、適切な対策を考えておくことが重要です。

今回のコラムでは、投資用ワンルームマンションが売れない理由とその具体的な対策について詳しく解説します。ワンルームマンションの売却を成功させるためのポイントをしっかり押さえ、スムーズな売却を実現するための知識を身につけましょう。





投資用マンションがなかなか売却できない時に考えられる理由とは?

多くの投資用マンション所有者が売却時に直面する問題は、物件の築年数や空室の影響、ローンの問題、周辺環境や大規模修繕工事の予定、サブリース契約の問題、そして不動産会社の選び方など、多岐にわたります。

これらの問題を適切に対処しないと、売却に時間がかかり、資産価値が減少するリスクが高まります。
ここでは考えられる問題と、その対処法について考えてみましょう。


1.築年数と物件の古さ

ワンルームマンションは築年数が重要な要素です。築年数が20年以上経過している物件は、資産価値が大きく低下し、買い手が付きにくくなります。築年数が古い物件は修繕費用がかさむため、購入後の維持コストも高くなりがちです​。

■対策

売却を想定した出口戦略を考えるのであれば、築年数が20年を超える前に売却するのが理想です。
20年を過ぎると資産価値が急激に下がるため、築年数がまだ新しいうちに売り出すことで、より高い価格で売却できる可能性が高まります。

また、リノベーションを行い、物件の魅力を高めることも有効です。内装のリフォームや最新の設備を導入することで、古さを感じさせない物件にすることができます​ 。



2.空室の影響

空室のワンルームマンションは収益性が低く見られるため、投資家にとって魅力が減少します。
入居者がいない物件は、購入後に新たな入居者を募集する手間とコストがかかります。特に、空室が長期間続いている場合、物件の人気が低いと判断されることもあります​。

■対策

売却前に入居者を確保することで、購入後すぐに家賃収入を得られる状態にすることが重要です。
既存の賃借人がいる物件は、購入直後から家賃収入を得られるため、買い手にとって魅力的です。
また、短期的に入居者を募集しやすいように、賃料を市場相場に合わせることや、賃貸仲介会社との協力を強化することも有効です​。
しかし、賃料を下げすぎると売買価格が下がってしまうことも考えられるため、慎重に行いましょう。



3.ローンの問題

購入希望者がローンを組む際、物件の築年数や広さ、立地などが融資条件に合わないとローンが承認されません。特に築古物件や駅から遠い物件は融資が難しくなる傾向があります。
金融機関は、物件の収益性や将来的な価値を重視するため、これらの要素が不足している物件はリスクが高いと判断されることが多いです​。

■対策

キャッシュで購入できる買い手を見つけるか、融資条件が緩和されるような物件改善策を講じる必要があります。
例えば、物件の立地を改善することは難しいですが、築年数が古い場合はリノベーションを行い、新築同様の価値を持たせることで、融資条件に適合させることができます。
また、適切な売出価格を設定し、魅力的な利回りを示すことも効果的です。



4.周辺環境の悪化

物件の周辺環境が悪化している場合、買い手の関心が薄れることがあります。
治安の悪化や生活環境の劣化は、大きなデメリットとなります。特に、周辺に騒音の原因となる施設やゴミの不法投棄が多い地域は、敬遠されがちです。

■対策

周辺環境の情報を正確に把握し、可能であれば改善策を講じることが求められます。
あるいは周辺環境の悪化が一時的なものである場合、改善が見込まれる時期まで売却を待つことも一つの戦略です。また、単身者の異動時期(3月や9月)を狙って売却することで、需要が高まりやすいタイミングを活かすことができます​。

また、物件自体の魅力を強調する広告戦略を取ることも有効です。内部の設備やリノベーションの内容を詳細に伝えることで、物件の価値を再評価してもらうことが可能です。




5.大規模修繕工事の予定

大規模修繕工事が近い場合、追加の修繕積立金や一時金の負担が予想されるため、購入をためらう買い手が多いです。
特に、修繕積立金の不足や管理組合の財政状況が不透明な場合、リスクが高いと判断されます。

■対策

修繕工事が終わったタイミングで売り出すことで、物件の印象を良くし、購入意欲を高めることができます。
修繕が完了した物件は、購入後に大きな修繕費用が発生しないため、安心して購入することができます。また、修繕計画や積立金の状況を詳細に説明し、買い手の不安を取り除くことも重要です。




6.サブリース契約の問題

サブリース契約が継承される物件は、相場よりも家賃が低く設定されている場合が多く、利回りが低下します。
また、サブリース会社とのトラブルリスクも敬遠されがちです。サブリース契約の内容によっては、家賃が固定されるため、将来的な家賃収入の増加が見込めないこともあります。

■対策

サブリース契約の内容を見直し、必要であれば契約を解除するか、新たな買い手と相談して条件を調整することが必要です。また、サブリース契約のメリットを強調することで、安定した収益が得られる点をアピールすることも有効となるケースもあります。



7.競合物件の存在

周辺に同様のワンルームマンションが多く売りに出されている場合、競合に負けてしまうことがあります。
特に、条件がほぼ同じ物件がある場合、買い手はより条件の良い物件を選びがちです。駅近や設備が充実している物件は特に人気があり、競合が激しくなります​。

■対策

競合物件の売り出し状況を確認し、売出時期をずらすなどの戦略を立てることが重要です。
また、自分の物件の魅力を最大限にアピールするための広告戦略を強化することも有効です。
物件の特徴を強調し、他の物件と差別化することで、買い手の関心を引きやすくなります。




まとめ

ワンルームマンションの売却が思うように進まない理由として、築年数や空室の影響、ローンの問題、周辺環境の悪化、大規模修繕工事の予定、サブリース契約の問題、そして競合物件の存在が考えられます。
これらの問題に対しては、築年数が20年を超える前に売却する、入居者を確保する、キャッシュ購入者を見つける、地域改善活動に参加するなどの対策を講じることが重要です。

それぞれの問題に対して適切な対策を実行することで、ワンルームマンションの売却をスムーズに進めることができます。
物件の魅力を最大限に引き出し、適切なタイミングで売却を進めることで、満足のいく売却結果を得られるでしょう。


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